
2010/7/26 更新
現在の社会では周知の通りあまりに多くの情報であふれています。
様々なジャンルで多種多様な情報が流れていますが、体について、特に歯科に関連した巷に聞こえてくる事として、
・歯磨きで虫歯、歯周病予防がかなり出来る。
・片側の歯で咬んではいけない。意識して両側で咬みなさい。
・硬い物を咬んだ方がよい。
・普通に口を閉じた時、上の前歯の真ん中と下の前歯の真ん中が一致しないと異常
・歯並びが悪いと虫歯になりやすい。
・咬み合わせが悪いと肩こり、頭痛を起こす。
・食べ物がやわらかくなったから咬む回数が減った。
etc
ちなみに私はこれらの答えは全てNoと考えています。それらが正しくない理由があり、なおかつ臨床上日々の治療の中で検証されているからです。
しかし、患者さん(一般の方)は当然専門的な事はわからないですし、ある程度知識(インターネット等で)を得られても検証出来ません。確かめる術がありませんから。では、どうする?
様々な情報をあまりうのみにしないで下さい。この院長のひとり事も(笑)ひとり言ですから(笑)
今の時代、マスメディアの影響力はとてつもなく大きく、テレビ、新聞等で流れてくる情報は自然に受け入れられてしまいがちですが、特にテレビなどは情報に限らず番組自体質の低下は否めません。何故そうなってしまったのか、それは視聴率至上主義だからではないでしょうか。
商品・製品も売れる物が良い物のような経済至上主義のような気がします。もちろん現場の人たちの立場に立てばいかに視聴率を上げるかいかに物を売るかにフォーカスがあたるのは理解出来ますが、先に視聴率ありき、先に売れる物ありきでは、良い番組、良い製品は生まれないのではないでしょうか?
それなので一般視聴者、消費者がもう少し物の見方を慎重に、情報を選択して欲しいと思います。
情報自体に利益がついてないか(もちろん情報が有益であれば利益を伴ってよいと思いますが)利益主導になっていないかを見極める事も必要かなと思ったりします。あまりひねくれた物の見方ばかりしてもよくありませんが(笑)
少なくとも体に関する情報には慎重に耳を傾けていただきたいと思います。
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