
2013/11/28 更新
歯の表面につく傷?
前回 虫歯は4つの条件が重なり合って出来る 1砂糖の量 2細菌の量 3唾液の量
そして4歯の表面につく傷と言いました。この最後の歯の表面につく傷って何?
文字道り歯の最表層であるエナメル質に傷がついてしまうと、その傷に細菌が入って歯を溶かしていってしまうのです。それなので傷がついていないツルツル歯面は虫歯になりにくいのです、虫歯になりやすい場所と傷がつきやすい場所は一致するのです。では どうして歯に傷がついてしまうのでしょう?歯は人の体の中で最も硬いと言われています、その硬い物に傷をつけられる物は自分の歯しかありません。(石とか咬めば傷つけられるかもしれませんが(笑い)) そう自分の歯で自分の歯を傷つけてしまうのですね。
直接 自分の上下の歯、左右隣り合う歯どうしでのぶつかり合いや、こすれあいで傷になってしまうのです。 無意識に咬みしめている事が多々あるようです、日常の生活習慣の中で、 仕事中、重たいものを運んでいる時、電車に乗っている時、パソコンをしている時、うたた寝している時、家事をしている時、頭を洗っている時、運動している時、etc
あといつもガムを咬んでいたり、硬いものをよく咬んでいる人は それらを咬んでいない時(口の中に食べ物がない時)に咬みしめていたりします。
例えば歯と歯の間の虫歯(最も虫歯になりやすい場所)通常歯と歯は接触しています、その接触した状態で片方の歯もしくは両方の歯が沈んだり、動かされたりすると接触面はこすれます、こすれた時に よりとがってる歯面がよりなだらかな歯面に傷をつけてしまうのです。むずかしいですね わかりますか?
歯と歯の間に虫歯をつくらないようにするには接触面に傷を作らないようにする、すなわち強く咬みしめたり、くいしばったり、硬いものを習慣的に食べたりしないようにする事がとても大切です。
さらに接触面が傷つかないように こすれあう歯面どうしで研磨する究極の予防法が多咀嚼、すりつぶせる普通の食材を回数多く咬む事なのです。
食事をゆっくりとって 多咀嚼する習慣を身につけて虫歯予防の一助にしたいですね。
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