
2016/4/21 更新 NEW!!
以前に虫歯予防や歯周病予防について、生活習慣が大きく関わっていると書きました。
日本においてのライフスタイルを昔の時代からたどってみると、終戦以降に大きな変化が訪れた気がします。様々な生活習慣の欧米化と言いますか、住環境の変化でそれまでの和室で畳に卓袱台で正座をして、お茶碗をもって、正面を向いて、お行儀よくご飯を食べていた昔と 洋室で椅子に座って、テーブルで、食器は持たず、テレビを見ながら、新聞を読みながら、横や下を向きながら、お行儀悪く、パンを食べている現代と随分と習慣が変わってしまいました。(笑)このように毎日の食事において、うつむき姿勢が多くなりました。(首が前傾している状態)
それから毎日する事としてテレビを見る、このときの姿勢はどうでしょう?ソファーに浅く座って首が前傾した状態でみていませんか?新聞を読む時は、下をむき続けていませんか?本 雑誌を読む時はどうでしょう、仕事中パソコンしている時は?電車通勤で座って寝ていませんか?あと今大問題なのはスマホ 毎日 相当な時間使っていると思われますが、うつむいて使っていますよね?最後に夜寝るときは高い枕で寝ていませんか?このように毎日の生活の中で下を向いている時間 うつむき続けている時間が長いですね。
人の骨格は横から見るとS字に弯曲していて上の首から下の腰まで前弯、後弯、前弯となっています。そこで うつむく 下を向く姿勢(首の前傾)を続けることで本来前弯しているべき首の骨(頸椎)の弯曲がとれてしまい 俗にいうストレートネックになってしまいます。そうすると首の骨の両脇に走っている血管と神経も影響を受けてしまうわけです。私が所属する研修会では首ストレスと呼んでいて、それが原因で血液循環障害を起こしてしまっているケースがものすごくたくさん見られます。もちろんうつむき姿勢(首の前傾)だけで首ストレスを生じるわけではありませんが、歯周病の患者さんにおいて首ストレスが一因になっています。さらに脳血管障害の一因にもなる恐れがありますから、毎日の生活習慣において 首を前傾し続けないように最大限 気をつけていただきたいと思います。
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