
2011/2/2 更新

寒いですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
冬に寒いことは当たり前であるのに、今年の冬は例年になくとても寒く感じます。
昨年の夏は猛暑・・・冬は厳寒・・・
地球の異常気象は、おそらく皆さんが体感され始めているようになんか怖い方向へと突き進んでいるように思います。
日本海側では大雪が続いているのに対して、ワカサギ釣りができるはずの諏訪湖は凍らないそうです。
そして、この寒さが私たちの身体に対しても様々な病因を作っています。
歯科で言うであれば・・・
いかがでしょうか?
夏場はそんなに起こらなかった、詰め物・かぶせ物の“脱離”・・・
下の奥歯や真ん中の歯付近のジンジンする症状・・・
これらはすべての人に対して起きるわけではありませんが、暑い時よりも寒い時のほうが表れやすく来院される患者さんが多いように感じます。
以前にもお話したように(院長のひとり言17回)、口腔内の症状は身体の使い方の「結果」であるということがポイントです。
はずれた、しみる、痛む・・・は身体の使い方の変化が「原因」にあり「結果」として現れるということです。
順を追って考えてみます。
@寒い→A縮こまる→B背が丸まる→C頭部が前傾になる→D下あごが後ろに下がる→E奥歯が強く上下で接触する→F力が歯牙にかかる→G詰め物がはじけて取れる・歯牙が沈んで歯の周りが痛む
しかも縮こまる姿勢が長い時間続くことにより、筋肉がその位置に記憶されるため下あごは下がったまま食事をするようになると上下の凹凸面関係がずれて、またまたGのようになってしまいます。
*下あごは筋肉により頭蓋骨にぶら下がっている状態なので、姿勢によって閉じる位置は簡単に変わります。
また、縮こまって首をすくめて歩いていたりポケットに手を入れたまま歩いていたりすると、大股歩行ができません。
質の良い歩行が咀嚼をする筋肉を向上させ、血液循環を回復し、体温を上昇させ(院長のひとり言14回)寒さなんて!!!
吹っ飛ばしてくれるはずです!!
吹っ飛ばしてくれると思う・・・
そうした日常から身体の使い方の変化につながることが、結果口腔内へも影響を及ぼすことを、頭の片隅に覚えておいていただき、歯が痛い・・詰め物が取れた・・歯がぐらつく・・時には生活を振り返り原因を分析していけることが、病気の再発防止、理想的な「予防」になっていくのだと私は考えます。
もちろん、そんな時のために私たちがいますので発症してしまったら緊急避難をしていただいてよいとも思います。
こういったことは起きやすい人・起きにくい人と分かれてきますが、それらは、レントゲンを分析していくと診えてくる・・・・・・・・・・のです。
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