
2016/3/31 更新 NEW!!

歯の神経を取らなければいけない時とは、虫歯が大きくなってしまって、神経にまで達してしまっている場合です。
歯の神経のある歯と、無い歯の違いをあげてみます。
・神経のある歯は、温度を感じますが、神経の無い歯は感じません。
冷たい物を食べたり飲んだりすると、しみることがあります。虫歯の場合は、しみて痛いという症状が出たりすることもありますが、神経の無い歯はしみる症状は出ませんので、ご自身で虫歯に気づくのは難しくなります。知らないうちに、虫歯が進行し気づいた時には、歯がほとんどなくなってしまっている場合も多いです。
・栄養が来なくなるので脆くなり、だんだんと薄黒く変色してきます。
神経を取った歯は、鉛筆の芯を抜いた状態なので、弱いです。
神経のある歯が折れたり、割れたりすることは、外傷以外ではほとんどありませんが、神経の無い歯はすぐに折れたり、割れたりしてしまいます。
歯は折れたり割れたりしてしまうと、骨折とは違いくっつくことがないので、割れ方によっては歯を抜かなければならなくなってしまうことも多いです。
そして、噛む力や、硬いものに対しての感覚が鈍くなります。鈍くなってしまっても、気にせず食べられます。その結果、歯の周りの組織を壊してしまったり、歯を折ってしまったり、割ってしまったりするのです。
虫歯が大きい状態で神経を残すと、しみる症状が残ってしまったり、すぐに痛みがでてしまい、結局歯の神経を取るはめになってしまうことも多々あります。
しかし、神経を取ってしまうことのデメリットを知っているので、2度手間になってしまうかもしれない可能性があっても、どーしても残したいと思う私達なのです。
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